こんにちは、TKです。
今回ご紹介するのは、東野圭吾さんの『怪笑小説』です。
当作品では、ゾッとしたり笑える短編集が9つ掲載されております。
具体的には、以下の9作品が掲載されております。
- 鬱積電車
- おっかけバアさん
- 一徹おやじ
- 逆転同窓会
- 超たぬき理論
- 無人島大相撲中継
- しかばね台分譲住宅
- あるジーサンに線香を
- 動物家族
いずれも東野圭吾さんっぽく無い作品でしたので、新鮮な気持ちで読み切りました。
どういうことかと言うと、緻密なトリックや人間心理があんまり描かれて無いということですね(笑)。
他作品に比べるとライトな仕上がりに感じまして、僕自身はそんなハマらなかったです。
まあ、読まなくていい本だと感じました。
今回の記事では、感想を述べていきますが、ネタバレになるような情報はほぼほぼ無いので、安心して読み進めてください。
『怪笑小説』の詳細
作品名 | 怪笑小説 |
---|---|
著者 | 東野圭吾 |
発売日 | 1995年10月26日 |
ページ数 | 260p |
感想
では、短編集ごとに淡々と感想を述べていきます。
鬱積電車
満員電車に乗っている客が、心の中で様々な愚痴を思い浮かべる話が描かれております。
オチがゾッとする感じで面白いですね。
おっかけバアさん
シゲ子というバアさんが、杉平という歌手のおっかけをする話が描かれております。
B級のホラー小説って感じでした(笑)。
一徹おやじ
野球好きの父親が、子供に野球を強制的に練習させる話が描かれております。
オチの質がなかなかに低いです(笑)。
逆転同窓会
かつての生徒ではなく先生だけが集まるという、変わった同窓会の話が描かれております。
変なオチでしたね。
超たぬき理論
世の超常現象をたぬきの仕業と言い張る男の話が描かれております。
意味がよくわからないし、面白くもないですね。
無人島大相撲中継
無人島に流された男女たちの話が描かれております。
オチの意味がわからないし、面白くないですね。
しかばね台分譲住宅
ライバル視している街に死体を捨てに行く話が描かれております。
なかなかイカれた内容で面白かったです!
あるジーサンに線香を
老化を止める手術を受けたジーサンの話が描かれております。
オチとかコンセプトがよく分からない話でしたが、感情の浮き沈みが細かく描かれておりましたので没入感は味わえました。
動物家族
人間が動物の姿に見えてしまう男の話が描かれております。
東野さん曰く思い入れの強い作品のようですが、僕はハマらなかったです。
まあ、東野さん自身も、自分の好みと読者の好みが一致するとは限らないとおっしゃっておりますから、ハマらなかったという感想でもいいのかなと思います。
まとめ
今回は、『怪笑小説』の感想について書いてみました。
そこまでお勧めできる本ではなかったです。
では、以上となります。
最後まで見て頂き、ありがとうございました。