こんにちは、TKです。
今回ご紹介するのは、東野圭吾さんの『流星の絆』です。
当作品では、両親を殺された三兄妹が、あの手この手で復讐に挑むという物語が描かれております。
簡単な感想から言うと、相当に完成度が高い傑作でした。
物語は、ある夜に小さな三兄弟が流星を観に行くシーンから始まります。
ただ、天気が悪くて流星は見えなかったので、泣く泣く家に帰るんですね。
で、家に帰ったら、なんと両親が刺殺されていたのです。
3人は必ず犯人を見つけ、復讐しようと誓います。
復讐の仕方は非常に見栄えしますし、事件の真相にもとても驚かされます。
ラストも感激させられましたので、相当に完成度が高い作品と言えるでしょう。
また、本作品はドラマ化されています。
今回の記事では、あらすじ・登場人物・感想を述べていきますが、ネタバレになるような情報はほぼほぼ無いので、安心して読み進めてください。
『流星の絆』の詳細
作品名 | 流星の絆 |
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著者 | 東野圭吾 |
発売日 | 2011年04月15日 |
ページ数 | 617(文庫) |
あらすじ
ある夜に、三兄妹は流星を見に家を抜け出した。
天気が悪く流星を確認できなかった彼らは、渋々家へと戻る。
家の扉を開けると、そこには両親の死体が転がっていた。
復讐を誓った彼らは、完璧な計画の元に犯人を追い詰めていく。
しかしその道中で、まさかの誤算が生じてしまう。
衝撃と感動のラストを堪能できる、東野圭吾による傑作ミステリー。
主な登場人物
有明功一(ありあけこういち)
長男。
弟と妹想いの兄。
頭がキレるタイプ。
有明泰輔(ありあけたいすけ)
次男。
なんでもこなせる器用なタイプ。
有明静奈(ありあけしずな)
三女。
男を惑わす美貌とテクニックを持っている。
萩村信二(はぎむらしんじ)
刑事。
柏原(かしわばら)
刑事。
有明幸博(ありあけゆきひろ)
功一らの父親。
洋食屋「アリアケ」の二代目。
子供たちが流星を見に行っている間に、何者かに刺殺された。
有明塔子(ありあけとうこ)
功一らの母親。
子供たちが流星を見に行っている間に、何者かに刺殺された。
戸神行成(とがみゆきなり)
レストランチェーンの御曹司。
感想
では、淡々と感想を述べていきます。
三兄妹の仕掛けが面白い
主人公である三兄妹は、両親が殺されてしまう被害者です。
そんな彼らは、復讐のために様々な事を仕掛けます。
その仕掛けの内容が精密かつボキャブラリーに富んでおり、かなりの見応えがあります。
映像化として成功したのも頷けますね。
誰が読んでも感覚的に「面白い!」と感じられると思いました。
家族愛って絶対感動する
今回のストーリーの根底には、家族愛があります。
親を殺された復讐、身寄りのない兄妹達の絆など、家族愛が詰まった描写が盛りだくさんです。
で、やっぱこういう家族愛が根底にある描写って、感動しますよね。
損得抜きに突っ走れることって、なんでこんな美しいんでしょう。
まとめ
今回は、『流星の絆』のあらすじ・感想について書いてみました。
相当に完成度高い作品ですので、期待を持って読んでください!
では、以上となります。
最後まで見て頂き、ありがとうございました。