あらすじ・感想

【あらすじ・感想】東野圭吾の『探偵ガリレオ』は、多種多様な見所がある見所がある傑作でした【ほぼネタバレ無し】

こんにちは、TKです。

今回ご紹介するのは、東野圭吾さんの『探偵ガリレオ』です。

当作品では、湯川という天才科学者が、自らの知見を元に難事件を解決していくという物語が描かれております。

結論から言うと、かなり面白いです。

事件の裏に秘められた悲哀、湯川の卓越した知見、草薙と湯川の関係性など、どれをとっても素晴らしいと言える傑作です。

実際にドラマは大ヒットしていますから、そちらから入った方も多いでしょう。

小説で読んでも絶対に面白いので、ぜひ読んでみてください。

また、『探偵ガリレオ』は5つの章からなる短編集ですので、テンポよく読むことができます。

今回の記事では、あらすじ・登場人物・感想を述べていきますが、ネタバレになるような情報はほぼほぼ無いので、安心して読み進めてください。

『探偵ガリレオ』の詳細

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作品名探偵ガリレオ
著者東野圭吾
発売日1998年5月30日
ページ数324(文庫)

あらすじ

少年の頭が、突然燃えた。

奇妙な事件に頭を悩ませる草薙は、大学の同期を訪ねる。

その男の名は、湯川学。

天才的なひらめきと卓越した知識を駆使して、湯川は真相に一歩一歩迫っていく。

主な登場人物

湯川学(ゆかわまなぶ)

帝都大学理工学部物理学科第十三研究室の助教授。

豊富な知見を蓄えており、しばしば草薙の捜査を助ける。

子供が苦手。

草薙俊平(くさなぎしゅんぺい)

警視庁捜査一課。

難航する捜査の解明を、しばしば湯川に依頼している。

湯川とは大学の同期。

感想

では、短編ごとに淡々と感想を述べていきます。

第一章 燃える

これは、突然不良少年の頭が燃えたという奇妙な事件を、湯川が解き明かす話ですね。

トリックは科学的な要素がふんだんに盛り込まれているのですが、よくこんなものが思いつくものだと感心させられました。

また、この話の中には喋ることができない青年が出てきます。

その青年に対して主人公の湯川は、変に気遣うことをしないんですよ。

喋れなかったとしても普通の人間と変わらず接する姿が、なんだか感動しましたね。

また、犯人の細かい心理描写なんかもあって、かなり完成度の高い話だと思えました。

第二章 転写る

失踪した夫のデスマスクが公園の池から見つかるという、かなり奇妙な事件が描かれています。

これもですね、トリックがとにかく科学的で緻密です。

やはりガリレオシリーズを読んでいると、東野圭吾さんの知識量に驚かされます。

また、この話はオチが綺麗ですから、その点にも注目して読んでみてください。

第三章 壊死る

風呂場で死んでいた男の胸が壊死しているという奇妙な事件を、湯川が解き明かしていきます。

またまた同じような感想になりますが、科学的な知見がふんだんに盛り込まれており、見応えがたっぷりです。

また、ちょっとした特徴から人となりを見抜く湯川の慧眼にも感心させられました。

第四章 爆ぜる

突然、海が爆発して女が亡くなった事件が描かれております。

また、海が爆発した数日後にある男が亡くなる描写もあって、読み始めは「なかなか複雑な話になりそうだ」という印象を受けます。

またまた今回も化学的な話があってですね、大変勉強になります。

受験を控えた中高生が読むのも結構ありなんじゃないかなぁと思いましたね。

また、ラストの締め方がかっこよくて、個人的にはそこが気にいっています。

第五章 離脱る

「幽体離脱した」と主張する子供が描いた絵が、ある事件の真相に迫るという話が描かれています。

当然、幽体離脱など警察は信じないわけですが、その絵が持つ説得力がなかなかのものでして、無下に扱えないというシチュエーションなんですよ。

先述したように、この件には子供が絡んでくるのですが、湯川は子供嫌いですよね。

ゆえに、子供と接した時に蕁麻疹が出るのですが、それでも真摯に向き合う姿勢がカッコよくて感動します。

この話、僕は好きですね。

まとめ

今回は、『探偵ガリレオ』のあらすじ・感想について書いてみました。

東野圭吾さんが書くシリーズものの中で間違いなく1番ヒットしたガリレオシリーズの第1弾、ぜひご堪能ください。

では、以上となります。

最後まで見て頂き、ありがとうございました。

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