あらすじ・感想

【あらすじ・感想】東野圭吾の『超・殺人事件』笑いと驚きが味わえる傑作でした【ほぼネタバレ無し】

こんにちは、TKです。

今回ご紹介するのは、東野圭吾さんの『超・殺人事件』です。

当作品には、ブラックユーモアの短編が8つ収録されています。

簡単な感想から言うと、いろんな想いを味わえる面白さがありましたね。

基本的には笑えるストーリーが軸になっているのですが、時には驚きを味わえるなど、多種多様な良さがある内容となっています。

また、8つの短編集となっていますので、サクッと読める気軽さもあります。

今回の記事では、あらすじ・登場人物・感想を述べていきますが、ネタバレになるような情報はほぼほぼ無いので、安心して読み進めてください。

『超・殺人事件』の詳細

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作品名超・殺人事件
著者東野圭吾
発売日2001年6月22日
ページ数268

感想

では、短編集ごとに淡々と感想を述べていきます。

超税金対策殺人事件

経費に関してかなりリアルな話があるので面白いです。

あらゆる支出を経費にしようとするあまり、最終的にはとんでもないことになります。

超理系殺人事件

「この小説が肌に合わない方は飛ばし読みして下さい」という注意書きがあり、読む前からドキドキさせられました。

ハードカバーを買う人の気持ちが理解できないというセリフがあり、思わず笑ってしまいました。

また、オチの皮肉が素晴らしいので、ぜひチェックしてほしいですね。

超犯人当て小説殺人事件

小説の中で小説の推理をするという、入り組んだ話が描かれています。

状況を掴むのに一苦労しますが、なかなか面白い終着点だと感じました。

超高齢化社会殺人事件

90歳の小説家に振り回される編集者の話が描かれております。

オチが意外と読めなかったですね。

勘の良い方ならオチが分かるかもしれません。

超予告小説殺人事件

微妙な内容でしたね…。

東野圭吾さんの作品としては珍しく、ガッカリ感が強かったです。

超長編小説殺人事件

とにかく長い話が評価されて世界の話が描かれています。

話を長くするために無理くり間延びさせるような描写があるのですが、間延びさせるような表現の方が好きだと感じてしまいましたね。

間延びさせるということは、表現が濃くなることにも繋がりますので。

ただ、編集者の小木の提案は極端すぎて笑いました。

この本の中で1番好きな話です。

魔風館殺人事件

東野圭吾史上1番短い話かもです。

びっくりするくらい早く終わります。

超読書機械殺人事件

東野圭吾さんの本音が出ているような気もした、熱量が高い話でした。

読んでいてビックリしたのが、チャットGPTを想起させるような描写があったことです。

『超・殺人事件』は2001年6月22日が発行日なので、もちろん当時はチャットGPTなど存在しません。

そのわりには、なかなか解像度の高い記述があり驚かされました。

まとめ

今回は、『超・殺人事件』のあらすじ・感想について書いてみました。

様々な種類の楽しみが味わえますので、ぜひ読んでみてください。

では、以上となります。

最後まで見て頂き、ありがとうございました。

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